ミズアオイを絶滅から守ろう

麻機沼にわずかに残るミズアオイの絶滅が危惧されているが、1999年9月15日、静岡市で「静岡みずあおいシンポジューム」が開かれ保全を訴えた。

   
ミズアオイの群落

ミズアオイは川の水辺などに群落をつくる1年草の水草で美しい青紫色の花が咲く。しかし西日本ではほとんど姿を消し「植物版レッドデータブック」の絶滅危惧にリストアップされている。

ミズアオイ








シンポジュームで神戸大学・角野康郎助教授は


水域の埋め立て、河川改修、水質汚濁などで昔からの水生植物が絶滅の危機にある。







護岸工事も「自然に任せる工法・多自然型工事」を、更に「里山の保全」など人手をかけて自然を守ろうと訴えた。



また、静岡植物研究会の尾上元さんらは
麻機沼の改良工事で、絶滅危惧種の希少植物12種を、工事関係者に移植してもらつた。しかし他の植物ヒメガマ、ヨシなどに覆われ存在が確認できなくなった。やはりある程度、人手をかけて守ってやらないと生き残れないようだと説明した。


このシンポジュームは、栗山由佳子さんら主婦グループが主催したもので、栗山さんは「麻機沼の自然を、残しことに努力します」と抱負をのべていた。


戻る