清見寺

概要:

清見寺の歴史は古く、清見ケ関(関所)の守り寺として創建され、足利尊氏により官寺(五山十名刹)となり、今川氏、徳川氏も詣でた格式の高い寺である。
江戸時代、幕府の最大の行事は朝鮮通信使を日本に迎えることであったが、清見寺は東海道を上下する使節団の休憩所として使われ扁額など当時の史料が数多く現存する。
また、境内には修交の途中に死去した琉球王子の墓もある。

見所:

本堂の裏山には、五百羅漢石像がところせましと並び壮観である。庭は国の名勝に指定され、かって画僧雪舟や俳人宋長らが来遊し風光をめでた地である。雪舟はここの庵室に逗留し画想を練ったといわれている。
鐘楼には豊臣秀吉の小田原攻めに徴用され、引きずり傷を受けた梵鐘もあり歴史愛好家の詣でる姿も多い。

住所:

静岡市清水区興津清見寺町418-1    電話:0543-69-0028

交通:

JR興津駅より徒歩10分    国道1号線沿い
清見寺の下を東海道線が走る
清見寺の入り口 扁額は朝鮮通信使の書
鐘楼 中の梵鐘には、擦り傷がある
五百羅漢の石像 島崎藤村の文で有名


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