真珠院
概要:
鳳凰山真珠院は永正4年ごろの創建と伝えられているが、詳しく分かっていない。寺伝によると今川義忠により再興された由緒ある曹洞宗の寺で、現在も今川家歴代の位牌が安置され、数通の今川文書を所蔵している。
見所:
この寺は花蔵の乱(義元と兄・恵探の後継争い)に関係したためか、寺の由緒は、なぜか失われている。
江戸時代の地誌「修訂駿河国新風土記」にも、彦五郎と氏輝の兄弟の死亡事件にふれ、彦五郎が祀られているらしいことが記されている。謎の多い寺である。
住所:
静岡市清水区清水梅ケ谷608 電話:0543-45-6378
交通:
通称北街道(県道67号線)の静岡市清水区清水天王町の交差点を北に曲がり、東名道路のガードをくぐり、約3キロの右側が真珠院。
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旧清水市の文化財に指定されている山門を抜けると本堂がある。、 |
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多くのナゾを秘めた真珠院、その解明が
待たれる。 |
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寺内には国の登録文化財の鐘楼がある。
昭和初期のPCコンクリートづくりの貴重なものという。 |
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本堂の左手に「ナギ」の巨木がある。
針のような葉が茂り、旧清水市の指定天然記念物である。 |