街角の話題 |
「おじさん!!その大根ョ!大根ちょうだい!」「ばあさん!わかんないょ?」
激 しいご婦人の声と気迫、男性の戸惑いと悲鳴。静岡市千代田の日曜日の朝は、けたたましい喧騒の中、幕を明ける。JA静岡市農協千代田支所の名物朝市は、もう足掛け17年目を迎える。
昭和56年ごろにはじまった青空市が発端だとか、折りからの都市化の波と新鮮野菜を求める健康ブームに乗って県下最大の規模と歴史を誇る。
売り子さんと作り手が同じとあって、文字どおりの産直の魅力がいっぱい。この朝市を成功させたのは、女子部朝市グループ委員40人のご婦人方の女性パワー。売れ筋はと聞くと、「季節の野菜、手づくりミソ、手づくりコンニャク、切り花、などなど」
スタートは、朝8時。当番の「ジャンジャン」の鐘とともにテンヤワンヤの忙しさ。30分で、ほとんどを売り尽くすとあって、気弱な中年男などは、弾き飛ばされそうな雰囲気。
ぜひ、「一見と試し買い」をしてはいががでしょうか。