清水寺

概要:

静岡市の東、谷津山西麓にある。8代今川氏輝の遺命により、重臣の朝比奈元長が建立したという。

谷津山周辺を京都東山に見立てて、名前をつけた。

一帯は整備された公園で、人工滝が人目を引く。

見所:

観音堂は極彩色に塗られた桃山様式の建造物で、徳川家康の寄進である。

本堂は、日本の寺社様式を基本に、タイル貼りの中国風外壁を組み合わせた外観が特徴。

薬師堂には、高さ90センチほどの仏像の頭部が本尊として安置されている。もともと薬師菩薩像は国分寺(廃寺)の本尊であったが武田勢の駿府乱入で焼き討ちにあい、胴体部分は鋳潰され、頭部だけが残ったという。

住所:

静岡市葵区音羽27-8    電話:054-246-9333

交通:

静岡鉄道音羽町駅下車、徒歩5分
本堂は、スクラッチタイル貼りの中国風外壁を組み合わせた「三国折衷静岡清水方式」という。

修行寺のため内部は公開されていない。
極彩色に塗られた観音堂で、徳川家康は、たびたび参詣し、公自身の持念仏である千手観音菩薩経を納めたという。
徳川慶喜、家達の名前が刻まれた梵鐘。

境内には句碑も多く、俳人松尾芭蕉の句が目を引く

      駿河路や
          はなたちばなと
                茶のにおひ


虚無僧の墓と伝えられている 裏面に「くも」の画がある
境内は公園で、人工滝がある

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