今川時代への旅

臨済寺

概要:

臨済寺は、9代今川義元が兄、氏輝の菩提寺として創建し京都の妙心寺から大休宋休和尚を招いて開山とした。
実際には、大原雪斎が二世となって運営した。雪斎は、臨済寺を勅願寺に昇格させ今川領国内に臨済宗を広げた。
注目されるのは、ここで中国の歴史書「歴代序略」が出版されたことである。

義元が、没すると、その子氏真は、菩提寺として天沢寺を建立したが廃寺となり、今川廟は臨済寺に移された。

見所:

静岡市内の名刹で、本堂は国の重要文化財、今川氏、徳川家の遺物が多い。
徳川家康は、幼年期人質としてここで過ごし、寺には家康手習いの間がある。

住所:

静岡市葵区大岩町  7-1    電話番号:054-245-2740

交通:

JR静岡駅から安東循環線、臨済寺前下車、徒歩2分
2005年晩春から初夏にかけて「今川氏の史跡を巡るバスの旅」が、静鉄観光サービス(株)で開催された。

これは同行の取材記である。
本堂は国の重要文化財、庭園は国の名勝に指定されている。

春と秋に内部の特別参観が行われる。


義元の厨子
義元の厨子 義元像
花押 義元発給の文書
大原雪斎 雪斎の真筆

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