花倉城
概要:
今川二代の範氏は藤枝葉梨郷に進出し、花倉城を造成して麓に居館と城下集落を設けた。
花倉城は城山(標高297m)の頂上部に築かれた山城で、駿河攻略の拠点とした。
1345年ごろ、築城され今川範氏、泰範、範政の3代、60年にわたって居城とした。
麓は城下集落で、家臣団の屋敷跡がある。
見所:
城跡には、曲輪、空掘等の遺構が良く残っている。
今川家では、9代目の家督をめぐって、今川義元と庶兄良真との間で争いが起こった。花倉の乱である。
義元勢は、ここ花倉城にこもる良真を攻め自刃させた。
住所:
花倉城:藤枝市花倉
交通:
静鉄バス、藤枝駅前発 葉梨線
下車 中田 往復約4時間 帰路は西方組合前へ下るといい。
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葉梨郷は、入り口が狭く
巾着の袋のような地域で
要害堅固である。
山の向こうは、藤枝、焼津の
市街地。
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花倉城跡へのハイキングコース。
正面は、烏帽子形山の支峰城山。
頂上部に花倉城跡がある。 |
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急な山道を登ると、土橋、空掘の
遺構が見える。 |
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花倉城の本丸跡。
天文5年今川家の後継者選びから
内紛が起こり、今川義元(左図)は
花倉城の異母兄の良真を攻めた。
良真は城を逃れ、谷を越えた寺で
自刃した。
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