旧マッケンジ-邸で即興ダンス

旧マッケンジー邸
旧マッケンジー邸


即興ダンスを演じたのは、静岡、浜松を中心とした舞踊家グループ「CDPD」(リーダー 鈴木可奈子)。


2年前に結成され袋井市の公民館を拠点に活躍する20代の女性たちです。


踊りはその場、その情況にあわせて即興的に自由に身体の動きを合わせ、その瞬間の面白さを表現していきます。

















旧マッケンジー邸のホール、芝生の庭園で自由奔放にくりひろげられる現代舞踊ですが、大正末期、昭和初期のスペイン風邸宅の雰囲気にマッチングして不思議で、しなやかな肢体の空間芸術を見せてくれました。

庭園のパフォーマンス


舞台となった旧マッケンジー邸は、大正7年米国から来静し、当時清水港から世界に輸出されていた静岡茶の取引に携わっていたD・J・マッケンジー氏とエミリー夫人が住んでいた邸宅で静岡市高松の海岸近くの松林に、赤い屋根瓦、スタッコ仕上げの白壁アーチ型の高窓などスパニッシュスタイルの市内でも数少ない西洋館です。


夫の死後、エミリー夫人は静岡に留まり乳児院経営など社会福祉事業に尽力し、静岡市の名誉市民第1号に推されました。


この邸宅の愛称「HOMAM(ホマム)」にちなんだ「EXHIBITION FROM”HOMAM”2007」美術展も、開かれ現代作家9人の作品も、邸内に展示されにぎわいを見せていました。