梅ヶ島に黄金の湯
静岡市の奥座敷梅ヶ島温泉郷に市営のお湯どころ「黄金の湯」が出来あがり人気を呼んでいる。梅ヶ島の金山発掘跡などの散策も含めての日帰りの旅に最適コースだ。

交通アクセス:
■車の利用は県道29号線を北上、約40キロ、所要時間 70分
■バスの利用は梅ヶ島行、90分、「梅ヶ島金山」下車

利用案内:
■泉質/ナトリュウム炭酸水素塩温泉
■浴場/大風呂、露天風呂 他
■入浴料/
一日: 大人  800円、子ども  400円/二時間:大人  500円、子ども  200円
■休館日:毎週月曜日(祝日は翌日)

梅ヶ島の金山発掘跡

安倍川奥の金山発掘は、今川時代以前から行われていたらしい。「井川村誌」(明治45年編)に「井川の笹山金山より今川氏に上納した」とあるが古文書は残っていない。
永正14年(1516)に今川氏親が浜松の曳馬城を攻めたとき、安部奥の金堀をよび城に横穴を掘らせ井戸を掘りぬき落城させた記録がある。

梅ヶ島の金山は、江戸期の慶長年間が最盛期であった。
いまなお、急斜面の山肌に残る住居跡の石垣は、往時の栄華を物語っている。

急斜面にある複数の石垣 往時の繁栄を物語る石垣

ここには、八幡神社もあって、金山衆の信仰を集めていた。
庚申塚は、元禄5年(1612)の造立である。

苔むした石垣 庚申塚

当時の名主ら5名の銘が見られ「法華経化城諭品」の一節が刻み込まれている。
また現地には坑道跡、奉行所跡もあって歴史散策の道である。