丸子城

概要:

今川氏7代氏親は、本拠地駿府の守りを固めるために、家臣の山城丸子城を接収し拡張した。
やがて、武田軍が駿河に侵入、駿府を焼き討ちにし占拠したが、西に残る今川勢の備えのため丸子城を大々的に拡張した。
その後、武田勢は徳川方に破れ城を明け渡して退去したようである。

丸子城を得た徳川家康は、それから関東転封となり、山城だったことから廃城になっていった。

見所:

丸子城は、今川氏から武田氏へ移り、そして最後に徳川氏へと戦国の世の流れと共に支配者が移り変わっていった。
天正10年廃城になるが、三日月堀、虎口など甲州武田流築城技術の遺構が残る全国的にも珍しい山城跡といわれている。

住所:

静岡市駿河区丸子

交通:

中部国道線・吐月峰入り口で下車。丸子の里自然歩道の登り口から入る。道は整備されているが急な山道を、約30分ほど登る。下山は西に下ると麓の誓願寺に着く。


急な山城の坂道
かなり、はっきりと遺構が残る
三日月堀の上をゆく
一の曲輪(くるわ)跡

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